ラースと、その彼女

やや気候の厳しい地方都市での出来事.ややキリスト教に敬虔な土地柄を意識しているよう.
そこで起こったセクシードール(いわゆる南極○号さんですな)を彼女として兄夫婦に紹介する独身中年男性の物語.
コメディとしてみても楽しめるし,
"abnormal"(何を以ってabnormalとするかは問題だけど,ここではそう表現することにしてみる)をどのように処するべきかを考えさせる虚構としても楽しめる.


ここでのabnormalの受け入れ方は,本人を肯定するのではなくて本人の信じているものを肯定することで達成されている.
つまりセクシードール様を教会を一つとする周囲の人々が生身の一女性として遇することで,むしろ社会的には日陰にいた彼は社会に受け止められ,逆に社会性を得る事ができるようになった.
その延長上に,信じるもの(ドール)との別れが生じてそれを乗り越えた結果,一つ殻を破ることができて社会性を保ちつつ次のステップに進むことが出来た.


個人の良心を信じ続けて,abnormalを受け入れ続け,助け続けることが出来る社会なんてー
まさに虚構でしかありえない気もするけれども
信仰に裏打ちされた社会(しかもアメリカで!)ではこのようなことも起こりうるのだろうか?
だとしたら,アメリカという国も捨てたものではないし,信仰というものも(それによって形作られるコミュニティも含めて)捨てたものではないし,何か救われる気もする.
この社会の暖かさがこの映画の全てかなと感じた.


本来は自分の常識の範囲内にある充分に愛すべき人物が,突然に自分の常識の範囲を超えたことをしたときに,自分はどうできるだろうか?
彼らの(自分にとっての)非常識を受け入れて自分の常識とする度量が自分にあるだろうか...
残念ながらないなぁ...

朝が来る前に

秦基博の新しいシングル

朝が来る前に(初回生産限定盤)(DVD付)

朝が来る前に(初回生産限定盤)(DVD付)


もともとなぜか自分のiTunesには「アサガクルマエニ」って曲が入っています.
入手先は不明.
アルバム名は「Demo tracks」ってなってます.
まぁデビュー前のアルバムに入らなかった持ち歌なのでしょう.
それがシングルカットされました.
すでに100回以上(iTunesの再生数からすると)聞いている曲です.


シングルを聞くと歌詞がかなり変えてある.
何かしっくりこない.

アサガクルマエニ 秦基博


考え過ぎてしまう癖が また顔をのぞかせてるんだ
もう いい加減に 終わりにしよう
もっと胸のフィラメントに正直に


白む空は窓を透かして この部屋の夜を薄めていく
胸の音が大きく聞こえて 彼女を起こしてしまいそうだ
シンクの床 僕らの日常が沈んでいる
彼女は言うよ 今がいいよねって Umm...わかってるけど


朝はやがて僕を飲み込む 僕らの日々は繰り返していく
何かを変えなきゃいけないと思ったんだ
ほら 朝がもうそこまで きているよ


つないでいた手をそっと ゆるめて窓の外を見た
もう行かなくちゃいけないよ 
そう胸のフィラメントがつぶやく


いろんな夢をなくすだろう それでも残ったもの
信じてみるよ 答えなら胸の中決まってるから


朝が来るその前にゆこう
夜明けに追いつかれぬように
かなしいことも連れて行くよ
かなしみがあるから
今の僕がいるから


朝が来るその前にゆこう
動き出した日々の始まりへ
かなしいけど 僕は行くよ
ねぇいいだろう


朝はやがて全て飲み込む
僕らの日々が終わろうとしている
振り向かないで 僕はゆくよ
今のその先へ 旅立とう

朝が来る前に 秦基博


何が今見えているんだろう
それぞれの明日を前に
僕らは空を見上げたまま ずっと何も言えずにいる


突き刺すような冬のにおい 夢から醒めてくみたいだ
"もう行かなくちゃいけないよ"
そう胸のフィラメントが呟く


止まったままの街 いつもの遊歩道
君がそっと言うよ 「離れたくないって」
分かってるけど


朝が来れば僕は旅たつ 新しい日々の始まりへ
悲しいけれど僕は行くよ
さよならなんだ
ほら朝がもうそこまで 来ているよ


君がくれたこのぬくもりに このまま触れていたいけれど
もう後戻りはしないよ
そう胸のフィラメントに正直に


滲んでいく昨日 変わり続ける未来
信じているよ
離れ離れでも つながってるんだ


朝が来るその前に行こう
流れる涙見えないように
悲しいことも連れて行くよ
悲しみがあるから 今の僕ら いるから


朝が来れば僕は旅たつ 新しい日々の始まりへ
いつかここでまた逢えるよ
ねぇそうだろう


朝が来るその前に行こう 流れる涙見えないように
振り向かないで
僕は行くよ 今のその先に


旅立とう


朝が来て女性が目覚める前に出て行く別れを歌っているのは同じだけれども
残念ながら言葉がメロディーに乗ってないような...
なぜ変える必要があったのだろう?

北極の氷は増えている?減っている?

フジテレビ系列でおもしろいこと言ってましたねぇ
「今年の11月の北極の氷の面積は最大となった」


へぇ〜〜〜
今年の夏は北極海の氷の面積最小とかって報道されていたからどっちが正しいのでしょう.


この番組のCMがことごとくエコ系だったのが笑えますが.


で、面積に関して.
確かに2002年以降では11月の北極海の氷の面積は最大だったらしい.
新生NKH報道 北極の氷,最大を記録!


でも「面積最大なら温暖化は進んでない」とも言い切れないでしょう.
そもそもある程度の温度を過ぎたら海水は凍るのですから面積だけでは考えてはいけないでしょ?
どちらかと言うと北極海に存在する氷の体積が減ったかどうかが問題ですから.


体積が減れば海水面が上昇して問題が起こる(とされている)のですから.


ということで
「面積が最大だから温暖化はうそ」
も変だし
「(夏に)面積が最小になったから温暖化が進んでいる」
も変でしょう
あ、面積が最小なのは氷の厚みが0ってことだからそれなりに正しいのかな

クラブワールドカップ

なんで中田がいるんだ...
あんた、サッカーに見切りつけて旅人になったんでしょうが
んなとこにいないで早く世界の田舎でボール配っておいでよ


まぁそんなことはさておき


ガンバは大会3位になりましたね
終盤には体力的に失速しながらも何とか「らしい」サッカーを見せての勝利でした.
二川がベストだったら...ダックスフントと遊んでばかりの大黒が残っていたら...いやいやバレーの方が大事だな...
しかしマスコミは変だ...
「世界3位」では決してないぞ
あくまでもクラブワールドカップ3位だから


世界○位って表現したらアマチュアニュージーランドのチーム(名前すら思い出せない)は世界7位か!?って話だな...


あとパスサッカーを貫いたとかどうとか...
個人で局面を打開することがほとんどできないんだから、それはパス「しかない」サッカーなんでしょうが...
加治くんも安田くんもあまり個人で勝負できなかったしねぇ


あぁ勝てて嬉しい気持ちとどうしようもなく開いている世界のトップとの差を実感して
複雑な心境であります
(あんなサッカー大好きなのよ、一応)


日本にルーニーのような悪童がいたら...(軽くプレーして2点かよ)
日本にマンソのようないかさま師がいたら...(DFの手にボールをわざとぶつけるのは反則だろ で、点になってるし)
ロナウドが卓球のプロにならずにサッカー選手になったように、すばらしい素材が野球をしないでサッカーしてくれたら...(ロナウドにはきっと頸椎が10個くらいあるに違いない 少々人間離れしている)


ということで...そろそろ決勝が始まるので世界基準を見学〜〜〜

最近のスライドな人たち

あるblogで紹介されていた人
Mark Knopflerで行き着いたところですが

From the Reach

From the Reach

一曲目はそのMark Knopflerとの競演
彼が引き始めるとそれは誰の楽曲であれ,Knopfler節になってしまいます...
Mark Knopflerのフレーズはチョーキングを使うことはあれ,決してスライドギターではないのにスライドのような趣きがでるのはなぜでしょう?
そしてまたホントのスライド(スティールギターも含む)と絡んだときに心地よく感じるのはどうしてでしょう?
別にスライドだからって特にブルースしているわけでもなく,様々な曲調で演ってます
Sonny Landrethのスライドはリズミックで微妙なブルーノートを多用する感じはなくて(よりブルージーな曲ならどうでないんかな?)
まだ心に響いてこないのですが...これからでしょうか?
聞き込んでみましょう


次はそういう流れであちこちのblogを見て回っていたらいきあたった人
スライド好きなら知らないのがおかしいか...

Live at the Georgia Theatre

Live at the Georgia Theatre

allman brothers bandのドラムの甥っ子とか今のallman brothers bandのギタリストとかそんなことは文章で山ほど見つかるので
そういう路線の方なんだろうなぁと理解
allman brothers band
The Allman Brothers at Fillmore East

The Allman Brothers at Fillmore East

しか聞いたことがないと言ってもイイのだけれども,きっとそれで十分条件は満たしているだろうと
Duane Allmanのプレーは十分に堪能できるし
で,このDerek Trucks
生き写しか?と思うようなフレーズの連発
それどころかホントに全部スライドか?
複数の音を鳴らすときは同時に発音しているようだしきっとフィンガーピッキングだろうけど(し,実際どこかにそうだと書いてあった)
それにしては速くないかい!!
長いインプロビゼーションが入っているものの飽きさせず楽しめます
もっと探したくなってきたな


で,とりあえずyoutube

すごいフィンガーピッキングだな...
そしていつの間にやら中指にボトルネックつけて弾いてるし
ネ申だな...
この人はしばらく楽しめそうな気がします

誰も知らない泣ける歌

ってな番組が始まるらしい
と真紀さんのブログにあった

ところで先日‥
日テレの新番組、「誰も知らない泣ける歌」の収録でお世話になってきた。タイトルが‥すごい。。


10月からのオンエアで初回は二時間スペシャルだそう。。

一つ一つの作品について‥歌い手さん、その作品にまつわる人とドラマが丁寧に紹介された番組なので、是非皆さんご覧くださいませ♪

情報によればゲスト10人のうち一人しか知らない曲を読者の投稿から選んで流して,かつその裏にあるエピソードなどもドラマ仕立てで再現するらしい.
きっと「窓」を流すんだろうな...
しかしそもそもこの曲はさだまさしのものだったりするし微妙な扱い

BIRTH

BIRTH

まぁこれで真紀さんが全国区になるのであれば何も言わないけれども
そもそも「窓」が真紀さんの中心なのかというと...どうも違うような...


彼女の真骨頂はアヴァンギャルドな狂気な世界だと思うのだが...

もちろんバラードでの歌唱力もすばらしいのだけれども


それにしても「誰も知らない...」ってのはねぇ...
売れてないんですよって言われているみたいで気の毒


エピソードだけに着眼してお涙頂戴するだけの番組ならいらないなぁ...
音楽性を深く掘り下げてくれることを期待する...

touchで遠隔操作

iPhoneに対応するようにアプリがtouchでも使えるようになった
ゲームも面白いけど注目はapple純正の「remote」
ネットワークで共有されているitunesの曲の演奏を遠隔操作できる
いちいちPCを開かなくてもいーということ


で,音が出てくるところは共有元のitunesで指定したスピーカー
通常はitunesを開いているコンピュータにつながっているスピーカーってことになります
が,私はexpress with itunesを持ってますのでスピーカーは別の場所に置くことができます(もちろんitunesからそのスピーカーを選択)
で,「remote」で演奏させる


つまりは同じ無線LANネットワーク内なら
音楽データの入っている(itunesの開いている)コンピュータと
スピーカー(ヘッドフォンでもいいけど)と
操作する私(iPodTouch)と
が別々の場所であっても遠隔操作が可能であるってこと


これでexpress with itunesの使い勝手がよくなったー
アプリでこれが一番嬉しいかも